中学2年生の頃、始めてできた彼女。恥ずかしくて話すこともままならなくなり、2ヶ月で振られた。
その時、僕は”国道2号線”という曲をリピートして聞いて感傷に浸っていた。
中学2年生の秋だったかな。
13歳なりの悲しみを覚えて、チャリンコに乗りながら涙を流した記憶がある。
そんな10年以上前の思い出だって、色褪せてしまっても、
なにかきっかけがあれば、
あの日の風景も、気温も、匂いですら驚くほど鮮明に蘇る。
昨日、その曲を演奏しているバンド、
ガガガSPのライブを見た。
37歳のおっさんが、身体にムチを打って変わらないライブをする姿に、
心奪われた。
客席の僕らは、最大限それを表現した。
大人になって、青春パンクなんて笑えちゃうけど、
少なくとも昨日、客席にいた40くらいの小太りのおっさんがダイブしているのを見て、
一生青春なんだなあ。
って思った。そのおっさんを見てまたグッときた。
やはり変わらない美学というのはあるらしい。
そして、思い出はいつまでたっても美化されるし、
思い出は僕らの足を止めるし、時には背中を押すんだ。
僕は、何度も後悔を思い出して、
40歳を越えてもなお、大人になれるかなって言ってるんだろうな。
24歳の僕が、カッコいいおっさんバンドより汗をかかなくてどうするんだ。僕も頑張るぞ。
その後、友達のバンドのお手伝いをした。
そのバンドも、たくさんのお客さんの前で素晴らしい演奏をしていた。
努力を目の前で見てるからこそ、
もっと評価されてほしいし、そのためには時間があえば、手伝いだってたくさんやりたいと思う。
僕は、また頑張らなくちゃいけないと思った。
音楽っていいね。
幸せになりたいなら、自分から行動を起こさないといけないみたいだ。
これからいったいどうなるんだろう。
明日からまた仕事だ。
誰かの素晴らしいライブをみるたびに、
仕事もバンドも恋愛も頑張ろうってなるよ。
やっぱり思うよ、音楽っていいよね。