2016年3月6日日曜日

春の始まりの音












中学2年生の頃、始めてできた彼女。恥ずかしくて話すこともままならなくなり、2ヶ月で振られた。
その時、僕は”国道2号線”という曲をリピートして聞いて感傷に浸っていた。
中学2年生の秋だったかな。
13歳なりの悲しみを覚えて、チャリンコに乗りながら涙を流した記憶がある。

そんな10年以上前の思い出だって、色褪せてしまっても、
なにかきっかけがあれば、
あの日の風景も、気温も、匂いですら驚くほど鮮明に蘇る。

昨日、その曲を演奏しているバンド、
ガガガSPのライブを見た。

37歳のおっさんが、身体にムチを打って変わらないライブをする姿に、
心奪われた。
客席の僕らは、最大限それを表現した。

大人になって、青春パンクなんて笑えちゃうけど、
少なくとも昨日、客席にいた40くらいの小太りのおっさんがダイブしているのを見て、
一生青春なんだなあ。
って思った。そのおっさんを見てまたグッときた。

やはり変わらない美学というのはあるらしい。
そして、思い出はいつまでたっても美化されるし、
思い出は僕らの足を止めるし、時には背中を押すんだ。

僕は、何度も後悔を思い出して、
40歳を越えてもなお、大人になれるかなって言ってるんだろうな。

24歳の僕が、カッコいいおっさんバンドより汗をかかなくてどうするんだ。僕も頑張るぞ。

その後、友達のバンドのお手伝いをした。

そのバンドも、たくさんのお客さんの前で素晴らしい演奏をしていた。
努力を目の前で見てるからこそ、
もっと評価されてほしいし、そのためには時間があえば、手伝いだってたくさんやりたいと思う。
僕は、また頑張らなくちゃいけないと思った。

音楽っていいね。


幸せになりたいなら、自分から行動を起こさないといけないみたいだ。
これからいったいどうなるんだろう。

明日からまた仕事だ。

誰かの素晴らしいライブをみるたびに、
仕事もバンドも恋愛も頑張ろうってなるよ。

やっぱり思うよ、音楽っていいよね。