2017年12月19日火曜日

大切なガラクタ

僕が高校生の頃、パンクバンドにハマって下北沢シェルターに1人で遊びに行ってた。

リュックを背負って1時間半かけて下北沢まで行って、

シェルターの後ろの金網のところにリュックを押し込み、

はじまるまで端っこでタバコを吸ってやり過ごし、

ダイブして、tシャツ買って着替えて帰っていた。

それが僕の週末の過ごし方。


あの頃のバンドマンはみんなカッコよくて、到底ライブハウスで話しかけることなんてできなくって、

特にライブハウスで音もだち的な人は1人もできず、

閉塞感だけがやたら強かったライブハウス。


そういえば、あの頃よくライブハウスで鉢合わせていた、

穴の空いたジーンズを履いて、

氷結を持ち込んで居たロン毛のパンクスはどこに行っちゃったんだろう。


そんな思い出を辿っては確実に薄れている青春時代のこと。 


巡りめぐり、

僕は多分、大人になって、

家を飛び出し働き、てめーの飯代くらいは稼げるようになり、

彼女へご馳走する余裕も少なからずできた。


立派だ。多分これは立派な大人だ。

少しづつ、つまらない大人になって行くけど、

多分、これは絶対に抗うことのできないこと。


過ごした過去に思いを馳せて、過ごせる未来を指折り数える。


常々僕は、青春はイマジネーションと言う。

閉塞感が強かったあの青春時代は紆余曲折あり、360度。

結局シェルターに戻ってきた。

青春なんてクソ喰らえだよ、

過ごせなかった理想なんてどうでもいいよ。

今だってあの頃こうしておけばよかったの連続だ。


昨日も今日も後悔の上に立って生きている。


今更だけど、僕とバンドをやってくれて、またシェルターに連れてきてくれてありがとう。


通勤、満員電車の中、僕はくろみと仔豚さんにありがとうを言いたい。

2017年5月11日木曜日

大荷物を抱えて













電車内。
目の前に立っていた女性が、どうしたってセクシー女優の坂口さんに見えてしまってさ、
この人もホストに恐喝すんのかな?とか
やっぱりお尻は汚いのかな?
とか、結構どうでもいいことを考えてしまった朝。
日々は巡るぜ、駆け足で。

朝からそんなに大荷物を抱えて、坂口さん似の女性はどこに向かうんだろう。
幸せになれ、君も僕も。
どうでもいいことを考えてしまう朝。


平和だ。
シャツ一枚でも暖かいくらい晴れ狂ってて、
今にも走り出しちゃうくらいに気持ちが浮ついている。
やってくる季節にはしゃいでる。

休みのはずの君から、朝イチにおはようと連絡が来た。
やっぱり平和だ。
続いてくれよな、これからも。

誰かが言ってた。
青春は鬱屈してなきゃダメだって。
確かにそうかもなって思った。

そうかもね、でも僕は好きなことを、ものを、人を好きって胸を張って言えることが
アイデンティティの一つだ。
誰かの虚像では生きないぜ。

雲ひとつない青空、
車窓から流れる景色、集合住宅。
たくさんの人が住んでんなあ〜とかバカみたいな感想。

やっぱり平和だ。
これが続くように、一生懸命働かなきゃな。
勝ったり負けたり休んだり。

あっ、坂口さんが降りた。君も幸せになれよな。

2017年4月21日金曜日

取り戻そう、忘れないように。










みんな元気?僕は普通。
4.8 下北沢THREEのeitherのレコ発ありがとうございました。
まだまだ出発。ゆっくり、僕らのペースだけどツアーもするよ。
まだ会えてない誰かに会えるのをとても楽しみにしています。

片道1時間半の電車の中、思い出を辿って文字にする。
いつか忘れてしまうのだから、せめて、こうして残しておこう。
4.8はとても素晴らしい時間の連なりだったんだ。

朝、目覚ましの音で起きる。
前日の夜、はじめて彼女とケンカをした僕は、
凄く落ち込んだ後、その日のうちに仲直りできて、
清々しい気持ちで目が覚めた。
こういう気持ちで4.8がやってきて良かったな、とか、そんな呑気なことを考えていたような。
不安でいっぱいだった企画だったけど、
当日を迎えてしまえば、そこまで気負いもせずにいた気がする。
それでも、いつもと変わらず出番前は緊張で死にそうになったけどね。

リハーサルも顔合わせもあっという間。
リハの段階から今日が最高な日になるなって確信した。

僕と同じ年で似たような顔をしたボーカル。いつも僕より遥か先を駆け抜けていくThe Whoops

はじめて対バンしたあの甲府の夜。
クソみたいなライブをした僕らとは対照的に、
素晴らしいライブをして、嫉妬で嫌いになりそうになったコールスロー

どこか捻くれていて、それでもサウンドの芯は真っ直ぐで、僕らには到底できっこないことをしてしまうペドラザ

僕が個人的に大好きな町、宇都宮から必然的に結成された同世代グッドメロディ代表、youtubeで見たときからただのファンだったSomeday's Gone

ライブを見にいく度に最前でシンガロングして、
その後物販に行くんだけど緊張して全然話すことができなかったfalls

この5バンドがあの場所で同日ライブをしたこと。
こんなの自分で言ったらダサいけど、僕たちらしい、最高な1日にすることができたと思う。
MCでも僕らの新しいCDに全バンド触れてくれて本当に嬉しかった。
そして何より全バンドクソほどカッコよかった。

こんな素晴らしい友達、先輩が僕らにはいるということが、
僕は凄く誇らしくて、僕が自慢できることの、数少ないひとつだ。

節目のライブに顔を出してくれる友達、
決して安くないチケット代を払っていつも見にきてくれる友達を、僕らは満足させられただろうか。
文字や言葉では伝えきれない感謝は、いつか音で返せたらバンド冥利に尽きるな、と企画の後はいつも思う。
まだまだだ、どうかそれまで見捨てないで、なんて情けないことは到底言えやしないから、
楽しませるからまた見にきてください。
いつも本当にありがとうございます。

日々の暮らしの中で、色々、本当色々、めんどくさいことに耐えて、
端金を貰い、日々の暮らしにあて、残ったお金をバンドに注ぎ込んで。
それを繰り返し、繰り返し、このバンドをはじめてやっと2枚目のCDだ。

前回のCDで出会った人。
CDを買ってくれて、ライブに遊びに来てくれたり、イベントに呼んでくれたり、気にかけてくれている人。
今回のCDでもまた新しい出会いはあるのだろうか。
気に入ってくれているだろうか。
発売してから2週間、みんなの反応が気になって仕方がない。
どうか心の底、端っこの1ミクロだけでいいから、残ってていてくれよ。

泣きたくなるような夜や、
仕事や恋愛に失敗したとき、
落ちてる空き缶を蹴っ飛ばしたくなる瞬間、
思い出を辿って少しだけ感傷に浸ったとき、聞いて欲しい。
僕らが取り戻す青春はいつだってイマジネーションだ。
あのころ思い描いた青春は、大人になってしまった今、取り戻さなくちゃいけない。死ぬまで抗う、抗い続ける。
まだまだ続く、僕たちの青春は終わらない。

2017年3月10日金曜日

In my room




やってろうぜ。佐々木です。

MV公開されたんですが、みんなはもう見てくれましたか?

たくさん見てください。感想待ってます。


さて、恒例のFacebookでバンドの報告をしました。

MV見てくれ〜〜っ佐々木は佐々木なりに頑張ってるよ〜〜って。

小中高の同級生もそれなりにFacebookで繋がっているはずなのに、

いいねが5個しか来なかった。

半端ない。あれか、オシャレなカフェには勝てないのか。

美味しそうな料理には勝てないのか。

海外、背中でピースには勝てないのか。

一生懸命僕なりに頑張ってるんだけど伝わらない。

生産性のない夜を過ごしている報告よりもずっと有意義なはずなのに届かない。

25歳のバンド報告なんて誰にも響かない。


みんな知らない間に大人になっている。

もちろん僕も。

勝ち負けじゃないけど負けたくない。

バンド、頑張ってるね(笑)

から笑いが取れるまで負けられない。





インスタに僕の気持ちを乗っけたけど、あんまり視聴率が取れてなかったんで、

ブログにも転載します。




最近、どうしたって背伸びをしてしまっては身の丈に合ってない悩みとか抱えまくって、結局毎年のようにめんどくさいには打ち勝てず、色んなものが火の車。

多方面の方には迷惑をかけております。

やることやれよ、と自分に言い聞かせたところで、昔から自分に甘い性格は全くもって治る気配はナシ。

他人にケツを叩かれてようやっと動きだしましたしたが、もう3月も中盤戦、街中は花粉が舞って、せっかく復活した僕のヤル気は削がれていくのです。


企画まで1ヶ月を切り、個人的には最高バチクソメンツが集まっていただきました。

周りの反応は想像以上でしたが、正直、集客という面においてはまだまだソールドアウトにはほど遠く、現実とのギャップに落胆。

別に弱音を吐くつもりは毛頭ないのだけど。

このフライヤーに羅列されたバンドを一度聞いて欲しい。

人生を変えるなんて大それたことは言えないし、言いたくはないし、これからも言うつもりはないですが、

この日遊びに来てくれた人は、数ヶ月後、数年後、あの時は面白かったなあ、、、と思い出に浸ることはできると思います、できます。




肌寒くなった秋の始まり、体育帽のゴムの味や、お母さんが作った冷えてしまったお弁当、好きなバンドが羅列された教科書。

今でも僕は、普段から、過去を思い出しては、もう戻ることのできない切なさに背中を押してもらい、重たい、めんどくさい一歩を踏み出します。

そう言った、懐かしむことのできる1日にしたい、するので4/8はどうかよろしくお願いします。

最後に。何度も言うようですが、企画名の”Endless Summer Ends”ってマジ最高。

そして、この日から発売する新しいCDは青のキラキラで一杯です。






そりゃあ泣いちゃう夜もあるけど、まだまだ負けられないっすよ。

2017年3月3日金曜日

土の匂いさえ









みんな、卒業おめでとう。
僕は高卒だから、卒業式は8年前。
打ち上げとかも出ないまま家に帰った。

当時はめっちゃ好きだった子が居て、それこそ社会の”し”の字も知らないくせに、
頭の片隅には常に結婚って文字がチラつくほど大好きで仕方がなかった。
その子と毎日遊んでたら気がつけば年が明けていて、進学も就職もなにも考えずに卒業を迎えた。

そんな僕だから、知らないうちに、気がついたら違う人のところに行ってしまった。
その子は一昨年結婚して、旦那の愚痴をFacebookでこぼしまくってるぜ。
思い出フォーエバー。

失恋すると体重激痩せする僕は、もちろんそのときも激痩せしてしまったし、
毎日眠れなかったし、髪の毛もずっとボサボサの伸び放題だったし、
昔のメールを見ては泣いてたし、一緒に撮ったプリクラは財布の中にずっと入れてた。

一回勇気を出して電話をしたことがあっあんだけど、なんか男の人が出て凄く怖かった。

悲しいけど、それでも8年経った今は、全くなんの感情も芽生えないし、今はめっちゃ好きな人が居るし、
そんなことの繰り返しで気がついたら2017年の3月、僕らのレコ発企画までもう1ヶ月。

花粉症に負けてる場合じゃないぞと、こうしてブログを書く。

上でも書いたように、4/8の土曜日に下北沢THREEというライブハウスで僕らは企画をします。
In my roomというタイトルのCDもこの日からの発売。

僕らが企画をするのに大それた理由や、大義名分があるわけじゃなくって、
ただただ、僕らが最高だと、ワンルームで爆音で聞きながら1人で拳を上げてしまうバンドと一緒にライブができたら凄く幸せだって思うただそれだけなんだ。

押し付けがましいよね、僕らが最高って思うんだからみんなも絶対最高だと思うはずって本気で思ってる。

一緒にライブを見よう、知らなくたっていいんだよ、
その場に友達なんて居なくていい、気がついたら僕たちと友達になってるから。

1人の夜は凄く長い、とてつもなく長いし凄く寂しい本当に死んじゃうんじゃないかって思うことも結構ある。
人生なんてクソみたいなことばっかりの連続で、生きてるだけで知らないうちにブラストレーションがたまっていくばっかりだ。

僕も高校時代そうだった。
家庭の事情とか色々あって、結構しんどかった。学校に友達も多くなかったし、部活もやってなかったから相談できる人も少なかった。
めっちゃバイトばっかりしてた。

友達からスペシャの10周年記念でエアジャムのハイスタのDVDを焼いてもらってから全部変わった。

横山健のライブに行くようになって、それからライブハウスに通うようになった。
その場に知り合いなんていない、同世代もいないけど、
耳がおかしくなるほど爆音でなる空間にめちゃくちゃ魅力された。
ライブが終わった後、凄く活力が湧いて、帰り道はよく自販機を蹴っ飛ばした。

だからみんなもライブに遊びに来て欲しい。
ライブハウスに馴れ合いはないから、1人でも大丈夫。
最高だと思ったら拳を握って、それでも足りないならダイブしよう。
くだらないことをたくさん話そう、友達になろう。
そして最後はやっぱり、大人になんてなれないって笑い合おう。

2017年2月27日月曜日

呟いた僕らのこと









日々駆け抜けていますか?
一生懸命生きていますか?
後悔のない選択をしてますか?

うるせえよ、後悔なんて未だに後を絶たないし、
こっちは疲れて休みたいときだってあるんだよ。
それなのに、全てをわかったフリして偉そうにしやがって。

と、社会に中指を突き立てることもなく、今日も1日が終わる。
仕事で怒られれば笑って誤魔化すし、
なるべく、風波を立てないように生きている。今も。
今日もネクタイを締めて東西線に乗って仕事に向かう。

そういえば、俺たちのいにおが、”ネクタイは社会の首輪”的なことを言っていた(書いていた)ことを思い出した。
そこそこ影響を受けてた僕はスタンダード社会で働くか!!なんて思っていたこともある。
でも、今、僕にとっては唯一、社会を繋ぐ立派なものになって、それが曲となり歌詞となり血や骨となるのだから不思議だ。

一生懸命、今日も一日お疲れ様でした。

これから吉祥寺にsummermanのライブを見に行く。
幕張から吉祥寺、遠い。
だけど、楽しみだな。
12月の僕らの企画を境に、summermanと仲良くなれた感じがして(僕だけかもしれないけど)凄く嬉しいんだ。
だから、今日もこうして吉祥寺までライブを見に行く。ちょっと遠いけどね。


バンドのこと。

明後日、MVを公開する(予定)。
社会で叩かれている僕たちの、失った青さを取り戻す曲。
みんな聞いてくれ。
前作が、CBMDがどこかに置き忘れたエモだとしたら、
今作は僕たちなりのエモへの返答だ。
みんな気に入ってくれるといいな。
僕の好きな人も気に入ってくれるといいな。
明後日を待たずに、こっそり見せちゃおうかな。
なにより、公開が楽しみだ。

2017年2月4日土曜日

過ごせる日々を指折り数え、過ごした日々に思いを馳せる。










先日、クソみたいな文章を書いて、更新する直前にゴミ箱に捨てた。

たまに落ち込むこともある。たまにじゃないけど。
得体の知らない感情な。理由も特になし。




タバコを胸ポケットから取り出した、会社の喫煙所、2Fの中庭。
寒い寒いと、ぶるぶる震えながらたった一本の煙草をふかすんだ。
午前11時、ふと気が付けばもう2月、クソほど晴れ渡ってる東京の空。


思いは常日頃から何かを感じてる。人だったり、モノだったり、何かだったり。
そういうことを歌にしてる。
ボツになることの方が多いけど、何とか、自分の中で懺悔だったり、忘れちゃダメなことを僕は歌にしている。

先日から、4/8から発売する予定の音源を作った。
もちろん全曲思い入れはあるのだけれど、その中でロストサマーデイズという曲が特に溢れている。

曲紹介はまた日が近づいたらしよう。
リアルタイムで何かを、無くして、失くして、亡くしたとき、僕は歌にしなくちゃいけないと思った。
それが形になり、僕の1980円のイヤフォンから流れたとき、感動を抑えられなかった。

巷ではエモいという言葉が氾濫して、いったい何が衝動かわからなくなる時が多々あるけど、
本当の僕の気持ちなんてエモいなんて略語じゃ言い表せられないんすよ。




色んな人からバンドをがんばれって言われる。
お父さんも親友も、まだ会ったことのない誰かにまで。
頑張れなんて単純な言葉なのにな。
僕が頑張れなくなりそうになったら、また頑張れって言ってください。
いつか返せるように頑張るから、それまで見ていてください。


素晴らしい最高グレートなCDが出来そうだ。
これが今の僕たち。気に入るも気に入らないのも自由だけど、一聴するまで期待だけはしていてよ。

今朝、ミックスが終わった。
この曲も、あの曲も、君に気に入ってもらえるといいな。
なんて思いながら明け方5時過ぎ、吉野家の牛丼大盛をかきこんだ。

2017年1月31日火曜日

いつかの君を歌おう










同級生が続々と、結婚し、子どもが生まれ、家を買ったり。
僕は変わらず、
届かない誰かへの気持ちや、あのときの思い出、実らない覚悟と青のキラキラを歌っている。

時間は待ってはくれない。と、口を開けば言っていたけれど、
心の奥で”大丈夫だよ。”なんて楽観的に考えていたのかもしれないな。

1日の進むスピードが速すぎて、
ここ最近は、
時間に置いてかれる感覚というよりかは、
もはや、外から眺めてる感覚。
1日が速いなあ、と。みんな、必死で凄いなあ、と。
毎日、忙しない時間にしがみつくことを忘れて、
ただただ流れに寄りかかり、なんとなく物事をこなしていた、過ごしていた、手放していた。



また、誰かに背中を押されて、今日を精一杯しがみつく。
いつも答えは単純だな。
そんなことにも気づかないんだからまだまだダメだ。
憧れていたもの、手に入れたいもの、なりたいもの、何も成し遂げられていないじゃないか。

まだ、諦めるには速すぎる。

4/8のレコ発、どうしてもたくさんの人に見てもらいたい。
凄く良いCDができそうなんだ。
どうすれば、みんなは来てくれるのだろう。
誰も見ないブログに書いて、届かないなんて都合がいいか。
みんな、僕は僕なりにがんばっているよ。
届かない思いを、いつだって投げかけている。