2017年4月21日金曜日

取り戻そう、忘れないように。










みんな元気?僕は普通。
4.8 下北沢THREEのeitherのレコ発ありがとうございました。
まだまだ出発。ゆっくり、僕らのペースだけどツアーもするよ。
まだ会えてない誰かに会えるのをとても楽しみにしています。

片道1時間半の電車の中、思い出を辿って文字にする。
いつか忘れてしまうのだから、せめて、こうして残しておこう。
4.8はとても素晴らしい時間の連なりだったんだ。

朝、目覚ましの音で起きる。
前日の夜、はじめて彼女とケンカをした僕は、
凄く落ち込んだ後、その日のうちに仲直りできて、
清々しい気持ちで目が覚めた。
こういう気持ちで4.8がやってきて良かったな、とか、そんな呑気なことを考えていたような。
不安でいっぱいだった企画だったけど、
当日を迎えてしまえば、そこまで気負いもせずにいた気がする。
それでも、いつもと変わらず出番前は緊張で死にそうになったけどね。

リハーサルも顔合わせもあっという間。
リハの段階から今日が最高な日になるなって確信した。

僕と同じ年で似たような顔をしたボーカル。いつも僕より遥か先を駆け抜けていくThe Whoops

はじめて対バンしたあの甲府の夜。
クソみたいなライブをした僕らとは対照的に、
素晴らしいライブをして、嫉妬で嫌いになりそうになったコールスロー

どこか捻くれていて、それでもサウンドの芯は真っ直ぐで、僕らには到底できっこないことをしてしまうペドラザ

僕が個人的に大好きな町、宇都宮から必然的に結成された同世代グッドメロディ代表、youtubeで見たときからただのファンだったSomeday's Gone

ライブを見にいく度に最前でシンガロングして、
その後物販に行くんだけど緊張して全然話すことができなかったfalls

この5バンドがあの場所で同日ライブをしたこと。
こんなの自分で言ったらダサいけど、僕たちらしい、最高な1日にすることができたと思う。
MCでも僕らの新しいCDに全バンド触れてくれて本当に嬉しかった。
そして何より全バンドクソほどカッコよかった。

こんな素晴らしい友達、先輩が僕らにはいるということが、
僕は凄く誇らしくて、僕が自慢できることの、数少ないひとつだ。

節目のライブに顔を出してくれる友達、
決して安くないチケット代を払っていつも見にきてくれる友達を、僕らは満足させられただろうか。
文字や言葉では伝えきれない感謝は、いつか音で返せたらバンド冥利に尽きるな、と企画の後はいつも思う。
まだまだだ、どうかそれまで見捨てないで、なんて情けないことは到底言えやしないから、
楽しませるからまた見にきてください。
いつも本当にありがとうございます。

日々の暮らしの中で、色々、本当色々、めんどくさいことに耐えて、
端金を貰い、日々の暮らしにあて、残ったお金をバンドに注ぎ込んで。
それを繰り返し、繰り返し、このバンドをはじめてやっと2枚目のCDだ。

前回のCDで出会った人。
CDを買ってくれて、ライブに遊びに来てくれたり、イベントに呼んでくれたり、気にかけてくれている人。
今回のCDでもまた新しい出会いはあるのだろうか。
気に入ってくれているだろうか。
発売してから2週間、みんなの反応が気になって仕方がない。
どうか心の底、端っこの1ミクロだけでいいから、残ってていてくれよ。

泣きたくなるような夜や、
仕事や恋愛に失敗したとき、
落ちてる空き缶を蹴っ飛ばしたくなる瞬間、
思い出を辿って少しだけ感傷に浸ったとき、聞いて欲しい。
僕らが取り戻す青春はいつだってイマジネーションだ。
あのころ思い描いた青春は、大人になってしまった今、取り戻さなくちゃいけない。死ぬまで抗う、抗い続ける。
まだまだ続く、僕たちの青春は終わらない。