2015年8月30日日曜日

誰も消せない僕らの記憶











思い出とすきま風がいつもよりうるさい夜。
わからないことばかりだ。
知らなかった方がよかったことばっかりだ。
それでも興味って悪いもので湧いてでてくる。

悔しいなあ。本当悔しい。
クソッタレ。今に見てろ。

今、どんなに吠えたところで完全に負け犬の遠吠えなのはわかっている。
それでもどうすることもできない、フラストレーションだけたまっていく。
だから情けないけど、言葉にしてるんだ。
誰にも届かないことだって知っている。
いつか僕だって同じ景色を作って、同じ景色を見てやる。

落書きで埋まったノートと机。
好きなバンドの好きな歌詞。
未来の夢と現実に葛藤していたあの頃を見捨てないで、なんて
過去の僕が泣いてるぜ。

今は、果てしない夢過ぎて笑われてしまうけれど、
ありふれたドラマだって見れないんだから、夢くらい見させてくれよ。
そのために一生懸命働くよ。一生懸命曲も作るよ。
一生懸命生きるから、もう少しだけ僕に時間をくれ。
連絡なんていらない、心の片隅にほんの少しだけ僕がいればそれだけでいいから、
それだけで構わないから、
いつかの僕の晴れ舞台に顔を見せてくれ。

戻れないと歌っていた22歳。
今はもう、戻らないと決意を固めた。
老いぼれてしまう前にもう一度、
もう一度だけ僕に時間をくれ。

2015年8月16日日曜日

僕らがこぼしたたくさんのこと









お盆も終わり夏が終わってしまう。
今年の夏、手に入れたものってなんだろう。
新しく手に入れた最高のもの。

一日一日の終わってしまうスピードの早さに気がつかない振りをしていた。
気づいたら色んなものが変わって、終わって、無くなって。

今年の夏の思い出だっていつか上書きされることは知ってるんだけど、
今年の夏はもう二度とこないんだ。
いつかの思い出も全部取り戻したいなあ。

2015年8月9日日曜日

夏の思い出の絵







いつだって僕は過去を振り返っては、感傷に浸ってノスタルジーになる。
あっという間に駆け抜けてしまう日々にしがみつく毎日だ。
西武新宿線。真っ黄色。空席ばかり。汚い、嘘と建前の街へ行く電車の中で書き綴る。



日曜。今日は思ったより涼しかった。
真夏のピークは過ぎたのかなあ、なんて思ったら切なくなった。
始まったばかりの夏。そんな勝手に終わらせないよ。


今日は、家族が一年ぶりに揃うので、
朝から入曽に帰った。
たった50分弱でついてしまう僕が生まれて、僕が育った街。
行きの電車が2時間にも3時間にも感じたのは何故だろう。
とても、とても遠くに感じてしまったんだ。

入曽について、僕はまっすぐ家に帰らずに
まず、前の家に向かった。
はじめて彼女を連れて、エッチなこともたくさんした思い出の家。
当たり前だけど、違う表札があって、違う人が出入りしてた。
当たり前なんだけど。
それでも思い出を汚された気がして無性に腹が立った。
行く途中の街の風景が変わっていたことにも腹が立ったし、周りの家が取り壊されて、
なんの変哲もないもぬけの駐車場になっていたことにも腹が立った。
今にも潰れそうな家が本当に潰れてしまってただの駐車場になりやがって。
クソだ。変わっていく街も許容できない僕も全部。

中指立てて、近くのマクドナルドへ行った。
僕が高校時代から6年間働いていた、こちらも思い出の場所。
無駄に先輩に呼び出され、いきなり山梨にほうとうを食べにいったり、深夜ボウリングをしてそのまま早朝5時から働いたり、
野球をみんなでやったり。
年越しをバイトで過ごしたこともあった。
まあ、そんな人生の一つの大切な場所。
挨拶しようかと思って行ったんだけど、
僕の知っている人が一人もいなかった。
よく探せば居たんだと思うんだけど、忙しそうだったし、
なんかとても恥ずかしくなってそのままなにも買わずに出てしまった。
なんとなく、地元を捨ててしまった気がして、
andprotectorの3月10日を選択して最大の音量にした。
この痛みを受け入れろ、受け入れなくちゃ。


涼しいと思った一転、
お天道様が顔を出して一気に暑くなった。
焼ける太陽を避けるよう、早歩きで家に帰る。

家について早速姉ちゃんの結婚を報告される。
知らなかった。サプライズ。
僕に兄貴ができるわけだ。
びっくり。おめでとう。
昔、とてもお兄ちゃんの存在に憧れていた。
これからお兄ちゃんと仲良くなろうと思う。
僕は泣いちゃいそうになるくらい嬉しかったよ。
それは僕が結婚できなさそうなのもあるけど、
とうとう家族が結婚するんだ。
時が経つのは悪だと思っていたけど、そんなこともないらしい。
早く赤ちゃんみたいなあ。
近い将来おじさんになってしまうのかなあ。
なんか、、、言葉にならないぞ。
これが自分の子どもだったらどうなってしまうんだろう。
僕の運転で姉ちゃんと2人でアウトレットに行った。
イオンに行った。
楽しかった。
本当におめでとう。

父とも久しぶりに会った。
言葉数は今も少ないけど、昔より話せるようになったのは
僕が少しずつ大人になっているからだろう。
元気そうで良かった。
お互いまたがんばろう。
僕はもっとがんばろう。

お母さんのご飯がとても美味しかった。
美味しかったって直接言ったかな。
過剰に心配される癖は前と変わらず。
 
犬たちも前より元気が無くなったけど、
まだ生きてる。もっと生きろよ。

家族がみんな揃うことがなかなかなくなった。
でも、たまにこうやって食卓を囲めることがとんでもなく幸せなんだ。
とんでもなく幸せなんだ。
次はいつになるだろう。


ガラガラの西武新宿線。
どんどん駅前が栄えていく。
灯りが強くなって行くけど、どの街より、今日の夜は
入曽の小さな一軒家が一番輝いてたって言えるよ。
イヤホンから聞こえる星野源がちょっとおセンチすぎるな。
だから僕は今日の出来事を大切にして忘れないようにしようと思う。
結婚でもリリースでもなんでもいい。
いつか、僕もポジティブな報告ができますように。

2015年8月6日木曜日

怯えた未来は手を招く








何か情けないことがあるたびに、
がんばれ俺!がんばれ俺!
と鼓舞させて生きていた。
俺なら大丈夫だ!と、お前ならやれる!と、いった具合にそれはそれは一生懸命生きてきた。
僕は性格が良くないので、悲しいことや嫌なことがあったら絶対他人のせいにして乗り越えてきた。
でも他人のせいにできないときもあるんだ。
向こうがどんな気持ちだったかわかったとき。
そんなときはどうすればいいのか未だによくわからないんだ。
僕が悪かったなんて簡単に言えるけど、
そういうことじゃなくって、なんていうのかわからないんだけど、、、。

クソみたいに落ち込んでも僕が生きてる限り明日はやってくるんだ。
たまに無性に胸が苦しくなって、
どうしようもなくなることがあるけど、
5分も耐えれば、大丈夫。
そんな自分が嫌になったりもするんだけど、
しょせんはそんなもんだよな。
どんなに死にたくなっても、死ぬ勇気なんかないし、
予定はたくさん詰まってるし、親より早く死ねないし。
だから、がんばれ俺!負けるな俺!
って今も言い続けてる。
明日もがんばれ俺!がんばれ俺!